経済、政治、教育。
めくるめく前に進むシンガポール。
よくもわるくも、政府のコントロールが大きい国。
不自由ない、質の高い生活に導く一方、
制限や罰則がときに圧力になり、窮屈さもありそうに感じる。
ここもまた、世界唯一、ほんとうに独特な国だ。
一つ書いておくべきなのが、国立博物館。
日本がシンガポールに攻め込み、
占領した数年間があるが、
この博物館に大きく展示されている。
戦争で日本軍が攻め込む様子、現地の人と接する様子など、
映像や写真で残っているものがたくさん。
他国の人たちがつくったものだから、
我々にはできない、容赦ない表現に。
だからこそ、日本がしたことを
客観的にみられるし、相手国にとっては
これだけ大きなことだったんだと感じる。
その大胆な展示は、見ていてとても胸が痛み、
心から申し訳ない気持ちに駆られた。
リー・クァンユー元首相の発言で、この戦争に対し、
「忘れない、でも許そう」という意味合いの発言があったが、
その寛容さに感動するし、偉大さを感じずにはいられない。
(※ほんとはもっと長く、たくさんの含みがある発言だが、
簡単に ポジティブにとらえた場合の表現)
とりわけ、シンガポールは親日国といわれ、
街中には日本の食べ物からお店、商品まで
とにかくたくさん並んでいることに驚いた。
日本語を話せる友人や、
日本には行ったことある友人にもたくさん出会えた。
それを思うと、
ますます申し訳なく感じるし、ありがたく感じる。
こんな日本を好きでいてくれてありがとう、と。
しかも、個人的には心地よさ、住みやすさがあり
大好きな国なので、なおさらだ。
ほんとうにありがたい。。
シンガポール。
ここもまた、学ぶべきことがたくさんある、
ミラクルな国だ。