キューバは危機!?(キューバ3/4)

キューバは危機!?(キューバ3/4)

では、問題はどこにあるのか。
まずは経済。

最近は変わりつつあるが、社会主義国なので
国民のほとんどは公務員。
民間の情熱とは違うので、進まないことはよく出てくる。



また、海外から物を簡単に輸入できない。
なぜなら、民主主義国アメリカからの経済制裁を受けているから。
アメリカからの輸入はさることながら、
アメリカの部品を使ったものや、その関連商品も止められる。

だから、ものの種類が本当に少なく、
スーパーや飲食店の品揃えはかなり乏しい。


商品の種類の少ないスーパー
商品も数も少ない


また、行った時期は石油が輸入できないときだったため、
バスが激減。
国の危機。
そのため、政府の役人が外に立って車のシェアを
呼びかけるなど国を挙げて対応する。
ただ、こういったことへの国民の一致団結は素晴らしく、
現地の人は「いつもよりも職場に早く着く」と言っていた。


基本はお金のない国。
なので、助け合い精神、人との繋がりはかなり強く
すごいものがある。

正直、私自身は、商品の少なさや
ケータイ電波のなさとか苦労した。

世界を比べて、この国が一番不便を感じたかもしれない。


それを思うと、
アメリカからの経済制裁が解かれ、
早く経済が自由化されるべきなのではと思う。



国の希望



ただ、教育や医療は無料。
特に教育にはしっかり投資をしているからこそ、
その積み重ねがどこかで活きてくるのではとも思う。


そして、まだまだ勉強中だけど、
そもそも、チェゲバラやカストロ、ホセマルティが
理想とする理論はほんとにすばらしいものだったそう。

この国の教育や医療をみると、それが理解できる。

ただ、その理想はとても高いため、
なかなか形にすることができなかったともいわれる。



なんだかもったいない、というか、
むずかしいなと。。

そもそも、社会主義になったのは
アメリカから独立するためだ。
しかし、そこで民主主義を選んでいたらどうなったんだろう、
と思ってしまう。。


全ての物事に正解や方程式はないし、
時代によって答えは変わる。


あるのは、その場その場で必死で考え、
自分たちとしてベストな新しい道を
作り出していくこと。


だからこそ、
キューバの新しい道を見てみたいし、
今後を期待する。

(キューバ4へつづく)


 

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