超福祉国家スウェーデンのつくりかた(2/5)

超福祉国家スウェーデンのつくりかた(2/5)


「スウェーデン人は、幸福ではない。」



ホストファミリーには自分の旅計画を話し、
よく意見をもらう。

驚いたのは、ホストファミリーの女性。
なんとスウェーデンの幸福感を否定したのだ。


「恵まれると、贅沢になる。
 例えば、クリスマスのプレゼント。
 子どもが見るのは、親が”いくらかけたか”。 
 上の世界の人たちを見て、自分との差に不満が出る。

 私がアフリカにいたときは、彼らは医療も教育も
 満足に受けられない。有名なスポーツ選手でさえそう。
 信じられないでしょ。 

 でも、彼らはにこやかで楽しそう。
 あなたのいう、”幸せという主観”を持っている人たち。
 そのほうが豊かだと思う。




覆された仮定


私の仮定を履された。

話にある、お金重視の物質主義的な発想をするのは、
典型的な民主主義国である日本人やアメリカ人であって、
トップ10に入るような北欧の人たちは、
そこからさらに一歩進み、心も満たされ、
お金が幸せではないことに気づいている人たち
かと思った。


しかし、意外にも、我々と同じ感覚だった。


いや、そもそも人は、幸せを感じることに
毎日フォーカスしているわけではない
ことはよくわかる。
自分の質問だって、ほんとはクレイジーだってことも
わかってる。。汗
しかし。。。




「幸福なんて、考え方だけなのか」

でも、確かにフィンランドでも、
幸福度ナンバーワンという結果を聞いて
あっけにとられていた。


そして私は、そこではじめて
「幸福なんて、考え方だけなのか」と気づいた。

幸福なんて、その人次第。


ただ、この国は、
それを感じられる要素が多いのは確かな事実だけど。


次に続く(3/5へ)


 

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