フィリピンは、幸福度ランキング世界第3位!
(2つあるランキングのうち、国民の主観ランキングのほうです)
確かに、フレンドリーでいつも笑顔。ひとなつっこい。
店員さんとか、仕事中でも歌をうたっているし。
でも、本当に幸せなのかな?と、あるとき疑問がわいてきました。
イメージと違ったセブ
日本にいるときは、セブ島のイメージはザ・バカンス。
きれいなビーチ、自然、おいしい食べ物・・・。
日本人の誰しもがそうだと思います。
しかし、実際にセブ島にきて街の中に入っていくと・・・
ん?人が道端で寝てる?!ストリートチルドレン!?
危険が潜んでいそうなスラム街。
ん?なんかこの街、怖くない!?
イメージとは反対に、貧困が存在していたのです。
ここの人たち、ほんとに幸福度が高いの!?
フィリピンの経済、どうなっているの!?
そのギャップが気になったため、フィリピンの経済を調べてみました。
すると、経済は悪くない。
むしろ、アジアでもリードしていて、GDPはASEAN3位。
戦後のマニラの成長たるや、アジアNO1と言われていたそうです。
また、人口増加は国の問題にはなっているけど、
経済をプラスに働かせる人口ボーナスの影響は2050年まで続く見込み。
今後の経済発展が見込めるNEXT11にも選定されています。
では、どうして貧困層がいるの?
一番の問題は、ものすごい格差社会だということ。
スペインはじめ、アメリカ、中国、日本など500年もの間、
他国に支配され続けた国。
そこで作られたヒエラルキーが根深く、変えられないんだそう。
社会の利益のほぼ全てを、上の1~10%のわずかな層が持っていき、
下の層には行き渡らない。他国と比べてもこの割合は異常。
これが一番の原因のようです。
さらに、政治家の汚職や賄賂も根深い。
それ以外にも、雇用を大量に生み出す第二次産業の発展がなかったことや、
過剰人口による失業率の高さなど。
一向に貧困層が減らないのはそれが理由のようです。
一方で、この国にきて感じたことは、フィリピンの人たちはフレンドリーで
とてもまじめ。
経済が上向きにも関わらず、何も罪もない人たちが利益を得ることが
できない。また、貧しい状況におかれている人たちは依然変わらない。
本当に理不尽だし、とても悔しい。なんだか怒りまでわいてきます。
今は、過激な政策をする大統領が粗手の手段で国を改革しているようですが
(賛否両論あるようですが、最終的には支持してるという人が多かった)
この大構造改革へはまだまだ時間はかかりそうです。
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