先日、セブの隣のマクタン島にある工場へいきました。
洋服を製造している日本企業で、300人くらいのフィリピン人が働いています。
世界幸福度ランキング3位のフィリピン。
ここで、その手がかりが掴めればいいですが。。。
え!?フィリピンが3位なの!?という方はこちら
⇒2つある世界幸福度ランキング
はじめての海外の工場見学に胸躍る私。。。笑
(中は撮影できなかったので、外観で。)
工場内ではたくさんのフィリピン人が働いていて、
私たちが行くと、「こんにちは!」と挨拶してくれます。
ニコニコしてて、なんだかたのしい^ ^
超有名ブランドの服も扱っていて、こういったところで作ってるんだ、と。
女性の凄腕工場長に話を聞きました。
14年ほど住んでいて、フィリピン人の旦那さんと子供が2人いるそう。
「もう日本には戻れない」と言っていたのが印象的で、
どうしてかと聞いてみる。
明確な答えはなかったのですが、日本と明らかに違うのは、
流れる時間が日本のように目まぐるしくないのと、
人目を気にしなくていいところでしょうか。
そういえば、過去にここで働いていた友人も戻りたいとポジティブだし、
語学学校の生徒たちも、居心地よくて、もうしばらくいたいって人もいるし。
ここのゆったりして自由な空気感が魅力なんだろうな、と。
世界幸福度ランキング3位は、なぜか。
語学学校の先生ともこの世界幸福度ランキングの話をするのですが、
ここでは家族を大切にするそうで、それが大きいのでは、という話に。
ここでは核家族ではなく、大家族で住むのが一般的。
子供の病気のときは夫婦で会社を休んだり。
時間に怠惰なとこはあるけど、仕事より家族の時間を大切にする感じがする。
あと、離婚はできないんだそう。
そして何よりも、この国で一番の魅力だと感じるのは
みんなフレンドリーで人懐っこいところ。それが、居心地がいい。
英会話の授業でも臆せず話ができるから、とてもありがたい。
この学校の仕事は、この国にとてもあっているな、と思う。
工場の人たちもニコニコしていて。
子供たちもニコニコしている。
こんな海に浮かぶ家に住んでいる人たちもいて、決して裕福ではない。
治安がいいわけでもない。
しかし、人とのつながりが深いだけ、幸せを感じているのかもしれない。
今回、ちょっとだけ遠出してこの工場にきて、
ここの居心地の良さがちょっとずつわかってきた気もした。
しかし、まだ、何かある気がしている。
もう少し、リサーチしていこう。
友だちが最近、雁道商店街の昔からの写真を集めて写真集を作ったんだけど、苦労して写真集を出版したことで、商店街の地元の人たちから感謝されたらしい。
そのことで、彼がこんなことを言っていた。
「一人ひとりが、時間を自分のために全部使うのでなく、ほんの少し自分の住む街に分けたり、もしくは誰か人のために分けたり、そうしたら、きっといい街で住みやすい街になるんじゃないかと思う。」
こんなことが今の日本に欠けていて、フィリピンにはあるのかも。
いい話ですね^ ^
フィリピンの人たちは仕事に対してはlazyなところはあるけど、そのパワーが他人に対して向けられるんだと思います。
日本は自分を守るために、パワーが自分に向けることになっているのでは、と。
ただ、結果として、どちらが幸せなのか、という話なのかも。
国によって状況も違うし、役割も違う。
それぞれがいいとこを見習いながら、自分たちにとっていい状況を作っていくしかないんじゃないかなって思っています^ ^