旅の目的はこちらにあるとおりですが、
最後は仮説を証明して、
「誰もが得意なこと、好きなことで生きられる社会」
の後押しをしたい、というのが最終目標。
子どもはもちろん、大人にも、
そんな生涯教育や考え方をすべきだと心から思う。
しかし、なぜ、わざわざ世界一周のテーマにまでするのか、
と思うだろう。私も思う笑。
しかし、これはおそらく、
この壁に自分が人一倍苦しんできたからではないか、と思う。
自分の意志が弱かった学生時代。
自分自身、学生時代は優等生の部類だった。
勉強も運動もやればだいたいできたし、先生にも気に入られ、
評価されていた。でも、逆にいうと、学校にあるもの、
評価されるものが全てで、自分の本心や外にあるものを軽視していた。
自分の意見よりも、他人の意見や目線が大切。
だから、自分の意志は育たず。先生は絶対的権威。
でも、今思うのは、「先生も一人の人間、なんぼのもんじゃ」ということ。
それを考えると、逆に、子供のころから先生に意見したり、
反抗的態度をとる人は、その頃から物事の本質がわかっていたのかと思い、
個人的にはとてもリスペクトする存在だ。
私がいま出会って、すごいなって思う人は、なぜかそういう人が多い笑。
そしてこれは、親にもいえることだと思う。
上の人の言葉を全てを鵜呑みにするのではなく、
自分の頭で考えることが一番大切なんだ。
これまで歩んできた人生を後悔しているというわけではないけど、
その頃から自分の意志をもっと育めていたらどうなっただろう、
とたまに思うこともある。
会社員時代
そんな私ですが、実は人とは違うことが好きで、
突拍子もないことをやりたがるタイプ。自由な会社ではあったけど、
やりたいことがあっても、会社という枠組みのためにできないこともあった。
サラリーマン特有の窮屈さを感じていた。
問題意識があるものを選ぶ
結局、自分自身が「得意や好き」を実行したい気持ちが大きいわりには、
意志の弱さや外部環境など、いろんな障害に阻まれて、それができずじまい。
それが人一倍悔しくて、何とかしたいと思って、
今回のテーマにするに至ったのだと思う。
友人から、
「このテーマを選ぶってことは、よっぽどしんどかったんだね。
ようやく解放されるね」と言われて、はっとした。
人は、少なくとも、自分自身のなかに問題意識やひっかかっていることが
あることを選ぶんだな、と。
だからこそ、体張って、できることは精一杯やっていきたいなと思っている。