フィンランド幸福度No.1の秘訣は!?(2/5)

フィンランド幸福度No.1の秘訣は!?(2/5)



教育の最終ゴールは「仕事」

前回書いた通り、仕事と直結している教育。
教育の最終ゴールは、「就職」。
教育では、いかに仕事に必要なスキルや知識を身に付けられたかが
重要であって、学歴にはこだわらないし関係ない。





授業は「意見を言う」場所

社会に出たときに必要なスキルは、自分の意思表示。
自由に将来が決められるからこそ、その能力が必要不可欠。

だから、授業はカリキュラムを進めることよりも、
個人の意見を求めることを重視。グループワークも多く、
先生ははじめの10分だけ話をし、その後は生徒のグループ
ワーク、ということもよくあるそう。

また、大人は子供に対してあくまで一人の人間として向き合い、
対等に意見しあう。

年齢、性別、地位をとっぱらって話をする人権尊重の彼らの価値観
そして、それをつくりあげた国の政策は、本当に素晴らしいと思う。





レベルの高い先生

授業は基本的には先生次第。
最終判断は先生や学校に委ねられるからこそ、先生がとても重要。

フィンランドでは先生は人気職業なので、レベルが高い。その先生が、
子供の教育のために、ああでもない、こうでもないと議論し、
トライ&エラーを繰り返しているというのだから、レベルが上がるわけだ。
なんともうらやましい環境。






環境や政治についても議論



環境や社会問題、政治についての議論も多い。

環境については、学校の授業でも頻繁に学ぶ。身近に多くの自然が
あり恩恵を感じているため、頭と体に沁みついていくのだろう。

また、環境のため、ベジタリアンになる子供たちも増えている。
「動物がかわいそうだから」と言うそうですが、給食ではベジタリアン
メニューもしっかり導入。国をあげて、早々に環境教育を導入していく
様子は本当に素晴らしい。



話がそれるが、北欧では、ペットボトル再利用のために回収費が
ボトルに表記されている。また、レジ袋は買うことが義務付けられている。
日本では足並みが揃わないことも、環境のために徹底して国が管理し、
実行する。それを教育に取り入れ、小さいころから教え込む。

効率的だし、なんとも模範的。


ペットボトルに書かれた回収費




さらに、子供たちは政治の話もする。
選挙では、自分の票で国が変わる感覚を楽しんでいる様子。根本として、
国の政治を信頼しているのだが、その一票が自分の生活に影響するのだから、
真剣だろう。


子どものころから、社会に出るために必要なことを、効率よく学ぶ。
当たり前の話に聞こえるが、日本ではどうだろうか。



>フィンランド幸福度No.1の秘訣は!?(3/5へ続く


 

2 Comments

  1. Hiroyuki Sakai says:

    it’s so good systems❣️Patiqulaly. They have purpose to learn something.

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