「スウェーデン人は、幸福ではない。」
ホストファミリーには自分の旅計画を話し、
よく意見をもらう。
驚いたのは、ホストファミリーの女性。
なんとスウェーデンの幸福感を否定したのだ。
「恵まれると、贅沢になる。
例えば、クリスマスのプレゼント。
子どもが見るのは、親が”いくらかけたか”。
上の世界の人たちを見て、自分との差に不満が出る。
私がアフリカにいたときは、彼らは医療も教育も
満足に受けられない。有名なスポーツ選手でさえそう。
信じられないでしょ。
でも、彼らはにこやかで楽しそう。
あなたのいう、”幸せという主観”を持っている人たち。
そのほうが豊かだと思う。」
覆された仮定
私の仮定を履された。
話にある、お金重視の物質主義的な発想をするのは、
典型的な民主主義国である日本人やアメリカ人であって、
トップ10に入るような北欧の人たちは、
そこからさらに一歩進み、心も満たされ、
お金が幸せではないことに気づいている人たち
かと思った。
しかし、意外にも、我々と同じ感覚だった。
いや、そもそも人は、幸せを感じることに
毎日フォーカスしているわけではないことはよくわかる。
自分の質問だって、ほんとはクレイジーだってことも
わかってる。。汗
しかし。。。

「幸福なんて、考え方だけなのか」
でも、確かにフィンランドでも、
幸福度ナンバーワンという結果を聞いて
あっけにとられていた。
そして私は、そこではじめて
「幸福なんて、考え方だけなのか」と気づいた。
幸福なんて、その人次第。
ただ、この国は、
それを感じられる要素が多いのは確かな事実だけど。
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