この国の人たちは、北欧諸国同様、
みんな優しい。
そして、どちらかというと
デンマークのように積極的だ。
街を歩いていても、みんな挨拶をしてくれる。
(特に田舎は)
自然に挨拶が出るというのは、心から豊かだからだ。
そんな、根っからの心が優しい人たちを見ていて、
ふと頭をよぎってしまったことがある。
当初は、私個人としては
日本人の力を信じているため
「日本人は、もっと世界に役立つ、貢献できる
国民になっていってほしいし、なっていける。」
と思っていた。
しかし、こうして心から豊かな人たちを見ていると
「いや、違うかも。
日本人ではなく、こういった人たちこそ
社会に貢献できるんじゃないのか。
リーダーになってもらうべきなんじゃないか。」
と思ってしまった。
なぜなら、自分たちの心が満たされていないと、
「人のために」という発想までいきつかないから。
社会貢献できる人とは
事実、北欧から社会貢献施策が次から次へと
生まれているし、きっと彼らは、
本心からその活動に取り組んでいるのだと思う。
そして、日本人は、
「まずは自分たちが豊かになることから
はじめるべきなのでは」と思った。
順序からいくと、そちらのほうが健全だし、
うまくいきそうだ。
他人も仕事も大切だけど、
まずは、自分の幸せを考えてみる。
日本人は、いつでも必死でがんばるし、
結果も出している。
日本のいいところはしっかり残しながらも、
もっとゆったり、ラクに構えてもいいんじゃないか。
幸福はやはり、人それぞれだ
ちなみに、付け加えておくと
オランダでも「幸福でない」と答える人はもちろんいた。
やはり、幸福は人それぞれ、その人による、
という事実には変わりはなさそうだ。
でも、だからこそ、「幸福について、考えること」
をしてもいいのでは、とあらためて感じた。