知りたかったドイツの環境対策と、幸福学(ドイツ3/5)

知りたかったドイツの環境対策と、幸福学(ドイツ3/5)


ドイツには、もう一つ
個人的に気になっていたことがある。


それは、「環境政策」が進んでいることだ。


過去5年前、
フィンランドに「幸福度」の理由を尋ねに行ったが、
実はその理由は、
「人類皆が幸せになるには、何をすればいいのか」を
知りたかったから。

結局、そこでは答えが探し出せず、
自分なりには「国によって違う」という結論を出した。


しかし、それでも一つ、捻り出した答えはあった。
それは、「後世まで続く地球環境を残すこと」だ。


なぜなら、これは国に関係なく、確実に誰もに必要なことだから。


その時に、環境政策が進んだロールモデルの国を知りたくて
たどり着いたのが、ニュージーランドとドイツだった。



ニュージーランドは、もやは、国全体が自然なので
日本とは比べられないと思い、ドイツが気になっていた。
ゴミの分別とか進んでいるし、
「正直、めんどくさい環境対策を、
国民が自発的にやるってどんな国民やねん!」
と気になっていた。


ただ、その時に出した結論は、
国民の自発的行動よりも、
まずは「国が制度を整えているのでは」だった。

結局、環境対策を自発的にするのは難しいのかな、
と感じていた。

が、ついに今回、直接状況を聞ける機会に恵まれた。



ドイツ国民の心を変えたもの



まず一つは、1980年代くらいからの「酸性雨」だ。
ドイツでは、酸性雨の影響で森が失われていくのを目の当たりにした。
特に、西ドイツのアイデンティティである針葉樹が消えていく姿など
衝撃だったようだ。


自然と隣り合わせで暮らすドイツの人たちにとっては、
何とかしなくてはという意識に変わる。



この頃、日本では消費中心のバブル時代。
贅沢が求められいた。
一方、ドイツでは無駄に消費すること、
大量生産、使い捨てが「かっこ悪い」に変わる。


「大量輸送が幸せか?」「お金だけで解決するのはどうか?」
と言われたり、「電車はエコ」「アイドリングはしない」
「無駄な電気はなるべく消す」など
実践するようになった。
そして、今でも常に意識の中にあるようだ。

なるほど、とても感心するし、リアルにかっこいい。





エコロジカル エデュケーション センターの「幸福学」授業



また、環境を考えるための施設
『エコロジカルデュケーションセンター』を訪問できた。
Das Ökologische Bildungszentrum München (通称 ÖBZ)






きっかけは、このセンターで「幸福学」を
教えている
ということで、紹介いただいたこと。

「幸福」と「自然」は同時に語られることが多いため、
それはとても納得ができた。

ちなみに、ここのセンターは森の中にあり、
たくさんの自然と触れ合える。
その触れ合いを通し、子どもたちや、ここに来る人々に
五感で自然を感じとってもらい、
大切さに気付いてもらう
ことが目的だ。

幸福学の授業の研修をされていた先生たち




私が行ったときの「幸福学」授業の内容は、
自分自身がどんなことに対して幸せを感じ取れるかを、
実際に心の動きを見て、感じ、考えるものだった。




自分が「幸せ」を感じるものを集め、並べる

自然に囲まれたこの場所では、
事実、幸せをより感じやすいのだと思う。




そして、北欧を周ってわかったことは、
幸福は、結局はその人次第だということ。


だからこそ、
何に対して幸せを「感じるか」を「考える」
この授業は、とても有意義だ
と感じた。




ドイツ4/5へ続く


 

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