個人主義の国、デンマーク流のやさしさ(デンマーク2/3)

個人主義の国、デンマーク流のやさしさ(デンマーク2/3)


運よく、デンマーク日本人会の方々と
お話できる機会をもらえた。

まずは、冒頭の驚いた出来事を話したが、
私の解釈はどうやら少し違っていたようだ。




みんな優しさを持っているが、とにかく個人を
尊重する。尊重するからこそ、求められない
限りは手出しをしない、おせっかいはしない。

それが優しさであり、奥ゆかしさなんだそうだ。
ただ、助けを求めると、みんなしっかり助けてくれるそう。



ああ、新しいなあ。。。
日本人からすると、「困っていることがわかれば、
助けてくれればいいのにね」という話だが。。。


ただ、そのデンマーク流がわかると、
逆に周りのことを考える必要がないため、
それはそれで生きやすいそう。


だからこそ、
「自分の意見が言える」ことが大切だし、
子どものころからそれが叩き込まれる。



デンマークは、スカンジナビアのイタリア人



また、この国はスカンジナビアのイタリア人
いわれるそう。日本でいう関西人か。
資源はないが、港があり、貿易で栄えていたため、
しゃべってなんぼ、という感覚だろう。


比喩で、フィンランドが木を伐り、
スウェーデンが考えてつくり、ノルウェーが
船を出し、デンマークが売りさばく、
といわれるくらい。おもしろい。。


また、北欧の他国と違う部分は、
組合をつくるのが好きだったり、
歴史が長く(日本についで2位)王室で
あったため、伝統や守るところは守るという
保守的な性質も持っていたり。




「誰もが対等な権利を持てる」ように。


自由が許された特別な自治区、クリスチャニア

デンマークでは、自由と権利が重要

大人も子供も同等。
対等に意見を言いあい、家族で政治の話もする。
誰しもがファーストネームで呼び合う。
何を話しても怒られない。
何歳であれ、一人の人として認める。
子どもに手を出すことは法律違反。



「ヤンテの法則」というのがある。
特にスキルもなくいばっていると叩かれる、と。
バリバリ仕事をする男性でも、
家族に帰れば一人の単なるお父さん、
という感覚を持っているのだそう。

驚いたのが、首相も住民と同じような場所に
住み、公園でジョギングもするそう。
挨拶を交わし、名前で呼び合い、偉そうにはしない。

自らがお手本となり、平等をうたっているのか。



どれをとっても、自分が理想的だと思うことが
実際に行われているから、驚くばかりだ。



>次に続く(デンマーク 3/3)


 

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