台湾の教育は日本に似てる?似てない?(台湾2/5)

台湾の教育は日本に似てる?似てない?(台湾2/5)

台湾vs日本
教育篇。
 

まず驚いたのが、自由といわれる台湾だけど、
実はアジア特有の得点重視の勉強国だったこと。
子供たちは、受験勉強で忙しい。


PISA順位は日本より高い。
宿題も日本より多いそうで。 
  

小学校から中間期末テストがある。
塾は小学校からほぼみんな通う。
 

だいたい学校の近くに塾があり、直行できる。
それ用のバスもあれば、祖父母の力も借りる。
だから親の負担は少なく、女性は働きやすい。

夜は塾で夕食食べ、帰りが遅い子もたくさん。
  

ちなみに、部活はあるが
外部講師が学校にきてお金払うスタイル。
学校の先生への負担はかからない。
   
 

先生は社会的地位が高く、尊敬される存在。
さらに帰宅時間が早いため、特に女性に人気。

また、授業スタイルはかなり先生に委ねられる。
先生の席はそれぞれの教室にあり、
生徒とグループラインする先生も。

生徒との近さはいいな。
 


 
 

 
自主性はどうか。私の聞いた学校では、
長期休暇は数あるキャンプから自分の参加したいものを選び、
そのレポートを出す。
そのキャンプの種類は多種多様で、留学からスポーツ、塾まで。
ここでプレゼン力や個人力を伸ばすのか。
 

 
いじめは日本よりは少ない。
違いに寛容であり、困った人は助けるという文化。

移民がそれなりにいて慣れてるからだろうか。
経済が発展しすぎていないからか。
先生が近くにいて、注意できるからか。


子供たちが抱える勉強のプレッシャーは大変そうだが。。

 
台湾にきて、アジアと欧米の教育方法は
パキッと別れることがはっきりと理解できた。


ただ、シンガポールを筆頭に、
香港や韓国では、アジア特有の得点主義をやめ、

個性を伸ばす方向に舵をきっていくと聞いている。  

アジアはそれで、さらなる成長ができるのかな。

日本は・・・。早く変わっていくといいなあ・・・。


(台湾 )へ
 


 

2 Comments

  1. 台湾人の寛容さや助け合いの精神は信仰も関係しているように思います。
    台湾では、仏教や仏教を習合した道教で広く観音菩薩が信仰されています。観音菩薩は仏の慈悲を表した存在で、同じく観音信仰が広まっている日本では一方的に自分に慈悲がもたらされることしか期待しませんが、台湾では観音菩薩の慈悲心を自ら他者へもたらそうとする人が多いのです。
    それと同時に、オランダ統治以来のキリスト教を信仰している人も一定数おり、こちらも慈愛の心をもって他者に対するような心がけを感じます。

    • おもしろいですね!
      たしかに日本人は自分への慈悲ばかりを考えますが、台湾では他者への慈悲を考えるとは!
      文化とは言えど、何か発想がかわってきそうです。

      台湾では、いろんな宗教の寺院をみた気がしています。
      信仰の熱さを感じたのと、ヒンドゥーはなんだか衝撃をうけたことを覚えています^ ^

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